東京科学大学ヨット部のOB・OGで構成されるチームGRADs(グラッズ)が、10月19日から20日にかけて葉山沖(神奈川県)で開催された「Diners Club NIPPON CUP 2024 葉山オータムシリーズ」に出場し、U30クラス(30歳以下の部)で優勝を果たしました。東工大OB・OGとして2022年春に優勝し、2024年はGRADsとして春と秋に優勝し、年間総合優勝を達成しました。
秒速10メートルを超える強風が吹く厳しいコンディションの中、2日間で2レースが開催されました。U30クラスには5チームが参加し、GRADsは2レースともに1位の成績を残し、優勝しました。
また、GRADsは今年の春に開催された「Diners Club NIPPON CUP 2024 葉山スプリングシリーズ」でも優勝しており、これら2つの大会の成績を合わせ、チーム初となる年間総合優勝を達成しました。
今回レースに出場したGRADsメンバー
八鍬佑樹さん 生命理工学院 生命理工学系 博士後期課程1年
河合雅行さん 物質理工学院 応用化学系 博士後期課程1年
槇枝諒祐さん 環境・社会理工学院 建築学系 修士課程2年
蒔田翔吾さん 工学院 経営工学系 修士課程2年
岩倉遼河さん 工学院 機械系 修士課程2年(1日目のレースのみ参加)
池田大輝さん 工学院 機械系 修士課程1年(1日目のレースのみ参加)
羽原大智さん 工学院 機械系 2024年卒業(2日目のレースのみ参加)
芳賀勝大さん 工学院 経営工学系 修士課程1年(2日目のレースのみ参加)
GRADsは、引退後もヨットを続けたい東京科学大学ヨット部のOB・OGの有志で結成され、大学院生として研究に励む傍ら、定期的に時間を作ってヨットに乗り、複数の大会に参加しています。チームの代表である八鍬さんは、舵を取るスキッパーとして活躍しました。
チーム代表 八鍬さんのコメント
念願の年間総合優勝を果たすことができて本当にうれしいです。特に今回は、操船すら困難な強風が吹く難しいコンディションでしたが、全レースを1位という文句なしの結果で終えることができました。
我々GRADsは修士・博士学生や社会人のOBで構成されており、それぞれの研究や仕事の都合上、どうしても毎回同じメンバーでレースに出場することは出来ません。それでもなおこのチームが強い理由は、チームの強い団結力にあると感じます。全長9m以上もあるヨットをコントロールする為には、6人全員がそれぞれの役割に責任を持ち、時には足りない部分を補い合う必要があります。こういった力は本学ヨット部での活動を通じて養われたものであり、社会で活躍するために重要な力だと思います。
ヨット部で培われた経験は研究室においても、人間関係を構築し責任感のある一人の大人として自身の研究を進める際にも活きてきています。今後も、こうした経験やかけがえのない仲間とのつながりを大切にしながら、研究活動に励んでいきたいと思います。
東京科学大学ヨット部
東京科学大学ヨット部はほとんどの部員が未経験で入部していますが、日頃の練習や先輩に学んだ知識を活用して、全日本ヨット選手権大会などで数々の成績を残しています。会員数400人を誇るOB・OG会である一般社団法人くらまえ潮会は、「一人前のセーラーを育てることは、すなわち一人前の社会人を育てること」をモットーに、現役部員の活動を全面的に支援しています。
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