さくらサイエンス・ハイスクールプログラム訪日団が東京科学大学(Science Tokyo)を訪問

2024年12月25日 公開

11月14日、来日中のさくらサイエンス・ハイスクールプログラム第5グループの内、ペルー、マーシャル諸島、パラオ、ミクロネシアの4か国の高校生と引率者、29名が、東京科学大学(Science Tokyo)を来訪しました。

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム訪日団メンバー

さくらサイエンス・ハイスクールプログラムは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催し、海外から優秀な高校生を招へいして、日本の最先端の科学技術やトップの科学者と接する機会を提供するプログラムです。

はじめに若林則幸理事・副学長(教育担当)が歓迎の挨拶を行い、その後、アドミッションセンターの野崎智洋教授(工学院・アドミッションセンター副室長 国際担当)が東京科学大学の紹介を行いました。続いて、谷津陽一准教授(理学院)が、「Development of a Micro-Satellite for Ultraviolet Astronomy and Earth Observation」という題目で、宇宙の爆発現象の物理を探る時間領域天文学と、その天文観測衛星うみつばめ(PETREL)の開発、さらに衛星の余剰スペースを利用した産学連携での地球環境モニタリング計画など、研究の最前線についての講義を行いました。

講義の後、高校生は国毎に4つのグループに分かれ、環境・社会理工学院の学生(日本出身学部生2名・修士学生1名、ペルー出身修士学生1名)の案内のもと、つばめテラスで昼食をとった後、次の会場である本学の地球生命研究所(ELSI)まで、図書館等の学内施設の見学やイチョウ並木を散策するキャンパスツアーを行いました。

ELSIでは、John Hernlund主任研究者(副所長、教授)による、研究所の紹介や、館内見学、Harrison Smith 特任准教授による「太陽系外惑星での生命の存在について証明は可能か?(Will we really be able to tell if there is life on an exoplanet?)」と題した講義に参加しました。

最後に、環境・社会理工学院融合理工学系国際人材育成プログラム(GSEP)に在籍している学部生3名(インド、インドネシア、タイ出身)及び生命理工学院博士後期課程学生1名(米国出身)との座談会を行い、プログラム終了となりました。 

高校生は、教員や本学学生からの説明に熱心な様子で耳を傾け、活発に質問をしていました。本学では、今後もこのようなプログラムを通じて、日本の科学技術や日本留学への関心を高めることに協力するとともに、海外から優秀な留学生を積極的に獲得したいと考えています。

若林 則幸理事・副学長(教育担当)による歓迎挨拶
高校生からの質問に答える野崎智洋教授(工学院)
谷津陽一准教授(理学院)による講義
つばめテラスで昼食をとる高校生

(理工学系)アドミッションセンター

住所
〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1 W8-87