9月18日、東京工業大学※グライダー部は部で作成した、実機を用いたグライダーシミュレーターを活用し、近隣の小学校に出向いて体験会を開催しました。
グライダーについて少しでも多くの人に知ってもらうことを目的に、部員の1人が母校の小学校に声をかけて、体験会が実現しました。グライダー部による小学生向けの企画は今回が初めての試みです。
体験会は"卒業生による特別授業"という形で開催されました。導入の説明後、部員が操縦練習用として使用しているグライダーシミュレーターを使用して、参加者たちは実際にコックピットに座って操縦体験をしました。部員が横についてサポートをしましたが、サポートが必要な児童は少なく、部員と同じくらい安定した飛行を見せる児童もいて、拍手喝采がわき起こりました。他の体験者からは「ムズっ!!」「酔いそう…!」など、さまざまな感想が聞かれ、周りで見ている児童からは操縦している児童に対して「安定してる!すごい!」といった声が上がり、終始にぎやかな会になりました。
最後に、部員が模範操縦を披露しました。安定した通常飛行のほか、宙返りや背面飛行といったアクロバティック飛行も行い、部屋中から大きな歓声が上がりました。
グライダーとは
航空機の一つで、飛行機と同じように翼と車輪を持ち、人間が機体のコックピットに乗り込んで操縦しますが、エンジンなどの動力を用いずに『滑空』し、上昇気流を利用することで、長時間、長距離の飛行をすることができます。滑空を始めるためにはある程度の高度と速度が必要であるため、地上から飛び立つときには、他の動力源によりある程度の高度まで引き上げます。
グライダー部 渋谷晃誠さんのコメント
事前に部内で何度も話し合い、小学校に行って先生に提案をし、その後先生方に部室で体験もしてもらうことで、実現した体験会でした。母校の後輩が楽しむ姿を見ることができたことがとても喜ばしく、またグライダーが持つ楽しさのポテンシャルも再確認でき、今後の活動に少なからず影響を与えるきっかけとなりました。今後も卒業生として小学校のイベント等に積極的に参加し、貢献と恩返しをしていきたいです。
※東京工業大学は、2024年10月に東京医科歯科大学と統合し、東京科学大学(Science Tokyo)となりました。
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東京科学大学グライダー部
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