東京科学大学(Science Tokyo)情報基盤センターおよび総合研究院 スーパーコンピューティング研究センターは、8月19日から22日にかけて、「夏の電脳甲子園」ともいわれる第31回「スーパーコンピューティングコンテストSuperCon 2025」(以下、スーパーコン)の本選を、大阪大学D3センターと理化学研究所 計算科学研究センターとの共同主催により行いました。
スーパーコンは、高校生または高専生の2~3人が1チームとなり、スーパーコンピュータを使用して、難問を解くプログラムを4日間で作成し、その正確さと速度を競うプログラミングコンテストです。
本年度はScience Tokyoの「TSUBAME4.0 スーパーコンピュータ」を使用し、オンラインで開催した本選には、予選を勝ち抜いた17校・21チームの57人が参加しました。

本選問題:「洋上風力発電所の設置」
本選問題では洋上風力発電を題材に、総発電量最大化のために風車をどう配置するかが出題されました。参加者はGPUの特徴を生かした高速化を目指して熱心に取り組みました。

閉会式・結果発表
8月22日の閉会式では、主催・共催機関からのあいさつ、コンテストの結果発表が行われました。主催機関であるScience Tokyoの大竹尚登理事長、情報基盤センター長の友石正彦教授のあいさつがあり、共催機関からは情報処理学会の遠山紗矢香教育担当理事、電子情報通信学会 情報・システムソサイエティの白髪丈晴コンピュテーション研究会幹事のあいさつがありました。さらに、文部科学省の淵上孝研究振興局長がビデオメッセージで参加者の奮闘を称えました。


続いて、スーパーコン実施委員会委員長である情報基盤センターの西崎真也教授が上位3チームを発表し、出題者である総合研究院 スーパーコンピューティング研究センターの小林諒平准教授より本選問題の解説と、各チームの解答についての講評を行いました。
本選結果
1位 sabotage/筑波大学附属駒場高等学校
2位 Redpass/筑波大学附属駒場高等学校
3位 LogConst/富山県立富山中部高等学校
1位になった筑波大学附属駒場高等学校「sabotage」には文部科学大臣賞が授与されました。また、本年度の学会奨励賞(電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ スーパーコンピューティング奨励賞、情報処理学会 若手奨励賞)は富山県立富山中部高等学校「LogConst」に授与されました。
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