「第17回高校生バイオコン2024」を開催

2025年5月7日 公開

東京科学大学(Science Tokyo)は、生命理工学院主催「第17回高校生バイオコン2024」を12月22日に大岡山キャンパスにて開催しました。

「高校生バイオコン」は、全国から応募した高校生チームが小中学生向けのバイオ系教材を開発し、その成果をコンテストとして競い合います。各高校には、本学の大学生がチューターとしてサポートに就き、今回は計6校10チームの高校生が参加しました。

チーム名(学校名)と発表タイトル

  • 色彩組(麻布大学附属高等学校)― 知ると楽しいアントシアニンについて
  • 鱗調査隊(麻布大学附属高等学校)― みんなしらない!!鱗について
  • カメレ隠(神奈川県立厚木高等学校)― なぜカメレオンの色が変わるのか?
  • Eyez 9(清真学園高等学校・中学校)― How animals see the world?
  • どくどくポイズン(清真学園高等学校・中学校)― アナフィラキシーショックと人体の仕組みについての教材
  • バイオミメティク巣(東京学芸大学附属高等学校)― 動物の巣、どうっ巣か?~動物の住環境と私たちの暮らし~
  • ジュニアヘマトロジー(東京学芸大学附属高等学校)― ジュニアヘマトロジストになろう!模擬血液検査体験
  • Hebiology(東京都立新宿高等学校)― ヘビのひみつ
  • Bio Breakers(芝浦工業大学柏高等学校)― バイオのちからで新しい時代を切り拓け!
  • 芝柏理科愛好会(芝浦工業大学柏高等学校)― アニマル分類カードゲーム~真の分類を求めて~

どのチームも、高校生ならではの着眼点で興味深いテーマが発表され、コンテストに向けて入念に準備をしてきた様子が伺えました。また、発表後の審査員からの質問にもしっかりと受け答えをしていました。

プレゼンテーションを行う参加チーム

お試しタイム

発表後のお試しタイムでは、各チームが製作した作品を実際に来場者が体験しました。会場では、教材を楽しむ小中学生の姿や、コンテストに参加した高校生同士や大学生がディスカッションする姿も見られました。どの教材もさまざまな工夫が凝らされ、丁寧な解説がされていました。

実際に作品を体験する小学生

審査結果

コンテスト終了後は、学外より招聘した3人および学内の教員2人の審査員による審査が行われました。総合的な評価による審査の結果、各賞が決定しました。また、一般参加者とコンテストに参加した高校生および教員らの投票により、会場賞が選出されました。
審査結果は以下の通りとなります。

  • 優勝
    どくどくポイズン(清真学園高等学校・中学校)― アナフィラキシーショックと人体の仕組みについての教材
  • 準優勝
    Eyez 9(清真学園高等学校・中学校)― How animals see the world?
  • 第3位
    ジュニアヘマトロジー(東京学芸大学附属高等学校)― ジュニアヘマトロジストになろう!模擬血液検査体験
  • 横浜市教育委員会賞
    色彩組(麻布大学附属高等学校)― 知ると楽しいアントシアニンについて
  • 審査員特別賞
    バイオミメティク巣(東京学芸大学附属高等学校)― 動物の巣、どうっ巣か?~動物の住環境と私たちの暮らし~
  • 審査員特別賞
    Bio Breakers(芝浦工業大学柏高等学校)― バイオのちからで新しい時代を切り拓け!
  • 会場賞
    Hebiology(東京都立新宿高等学校)― ヘビのひみつ

優勝した清真学園高等学校・中学校のチーム「どくどくポイズン」は、日常生活における重要なテーマについて、多様な年齢層がより理解を深められるよう独創的な工夫や、教材の発展性が見られた点が高い評価を得ました。

その他、どのチームにおいても創意工夫された完成度の高い教材が発表され、高校生たちのこれまでの努力や情熱が感じられました。

今回、Science Tokyoとして初めて大岡山キャンパスで開催した「第17回高校生バイオコン2024」は、来場された多くの地域の方に科学への興味や関心を持っていただくとともに、Science Tokyoを知っていただく良い機会となりました。また、本学学生においても科学の楽しさを伝えることで自身の成長にもつながり、教育面や地域・企業との連携において大変有意義なものとなりました。

本イベントは東京科学大学基金ならびにAirTrunk社の支援を受けて開催されました。

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