概要
開催日時
2025年11月26日(水) 16:00〜18:00
開催場所
オンライン(Zoom)
対象者
ご興味のある方ならどなたでもご参加いただけます。
参加費
無料
定員
480人
申込方法
下記フォームより事前登録をお願いします。
2人の日本人研究者の受賞で盛り上がったノーベルウィークから約1ヵ月。今年も東京科学大学(Science Tokyo)の教員が、2025年のノーベル賞自然科学部門3賞(生理学・医学賞、物理学賞、化学賞)および経済学賞の受賞研究について、研究内容を分かりやすく紹介し解説する講演会を開催します。
プログラム
- 16:00~16:30
- 【生理学・医学賞】小松紀子(総合研究院 難治疾患研究所 免疫制御学分野 教授)
『免疫反応のブレーキ役、制御性T細胞の発見』
病原体を排除するために備わっている免疫系は、どのようにして自己の臓器への攻撃を回避しているのでしょうか。免疫反応を抑制する制御性T細胞の発見は、そのメカニズムを解明するとともに、自己免疫疾患やがんなどの新たな治療法開発につながる成果として期待されます。 - 16:30~17:00
- 【経済学賞】森田裕史(工学院 経営工学系 准教授)
『持続的な経済成長の前提条件—産業革命から現代へのインサイト—』
なぜ産業革命は18世紀のイギリスで起こったのか。なぜ産業革命以降、世界経済は持続的に成長しているのか。技術革新が持続的な経済成長をもたらすメカニズムをデータと理論の両面から紹介します。 - 17:00~17:30
- 【物理学賞】松尾貞茂(理学院 物理学系 准教授)
『小さな世界の現象を大きなもので実現できるか?~超伝導量子コンピュータへの第一歩~』
原子や電子といった「小さな」世界では、量子現象という不思議な現象が起こります。では、この量子現象を電気回路という「大きな」もので実現できるでしょうか。本年のノーベル物理学賞は、この問いに答えた研究に与えられました。これらの成果は、現在では超伝導量子コンピュータとして結実し、社会への貢献が進みつつあります。 - 17:30~18:00
- 【化学賞】河野正規(理学院 化学系 教授)
『分子の建築が拓く新しい物質の世界—多孔性材料(MOF)で探る化学の最前線—』
分子建築により設計されたMOFの誕生秘話を、各受賞者のお人柄とともに分かりやすく解説したいと思います。
フライヤー
主催
東京科学大学 理学院
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